髪のトラブルは季節や体調によっても左右されるので、なかなか解消しづらいもの。
だからこそ永遠の悩みなのかもしれません。
それと言うのも、髪の毛は人の印象、特に清潔感を大きく左右するパーツです。
毎月ヘアサロンに通い、カット・カラー・トリートメントをして十分に手入れをしていても
パサつく髪や切れ毛・枝毛が目立つようでは努力も台無し!
スタイリングも希望通りに決まりません。
さらに、顔のシワと同じように加齢を感じさせてしまったり、不潔なイメージを持たれてしまったりします。
そこで今回は、髪のトラブルの理由をわかりやすく説明し、かつ気になる正しいヘアケア方法をご紹介します。
気づいたらバサバサ髪に…冬に髪がパサつく3つの原因
毛先の傷みが気になる女性、普段はそんなことはなくても、冬になると髪のパサつきが悪化してしまう人は少なくありません。
なぜ冬は髪がパサつくのか?
その原因には、大きく分けて3つあります。
乾燥した空気によるダメージ
冬になると温度と湿度が低くなり、空気が乾燥します。
風邪が流行したり、喉が痛くなったりするのと同じく、髪もうるおいを徐々に失ってしまいます。
また、家の中と外の温度差も髪の乾燥を悪化させる原因です。
お肌の場合、夏用と冬用でスキンケアを使い分けて保湿を図る人も多いですが
季節ごとにヘアケアまで変えているという人はあまりいませんよね。
さらに、冬でもとくに髪が乾燥してパサつくのは寝起きの時間帯です。
睡眠中ずっと寝具との摩擦でダメージを受けているところに乾燥が加わり
まさにバサバサの状態。悪いことに、そのままアイロンやコテでスタイリングしてしまうと、よりパサつきが悪化します。
冬は乾燥した空気により髪の水分と油分が不足しがち。
髪はとてもナイーブな状態になり、ダメージを受けやすい状態になるので、早め早めの保湿が大切なのです。
静電気や摩擦によるダメージ
常に1本1本が互いに擦れ合っている髪は、静電気が発生しやすい状態になっており
とくに冬は乾燥によって静電気の発生率が高まります。
その上、寒くなるとコートやマフラー、ニット帽などを着用するので、着脱の際に摩擦が起きてしまいます。
摩擦と静電気によって髪のキューティクルが剥がれてダメージが進行してしまい
結果として髪のパサつきの原因となってしまうのです。
間違った洗い方やシャンプーが原因のダメージ
こちらは冬に限ったことではありませんが、あなたの使用しているシャンプーの洗浄成分が強すぎる可能性もあります。
その場合、頭皮や髪に必要な油分やうるおいまで洗い流してしまっているおそれがあるので
できるだけ頭皮や髪にやさしいものを選びましょう。
また、爪を立てて頭皮を洗っている、熱めのお湯で流しているという場合も要注意!
頭皮や髪に深刻なダメージを与えているおそれがあるため、洗髪方法を見直すことをおすすめします。
うるつや髪を手に入れたい!地肌や髪にあわせたトラブル解消法
髪のトラブルや解消法にはどのようなものがあるのでしょうか。
メイクや美容法全般に言えることですが、その人の髪質・肌質に適した方法を選ばなくてはなりません。
それが一番難しいことですね。
ここでは、代表的なトラブルの内容と、それぞれの解消法について説明していきます。
地肌のかゆみ
地肌のかゆみはつらいですよね。
人前で地肌をかくという行為は不潔なイメージを持たれてしまいますが、かといって我慢するのも限界があります。
しかし、地肌をかくことによってフケが発生し、さらに不潔に見えてしまうこともあるため
とくに女性は悩んでしまうところではないでしょうか。
そんなトラブルへの対処法として有効なのが、洗髪方法の見直しです。
髪ごと地肌をこするようにゴシゴシと洗髪している人がいますが、これは大きな間違いです。
というのも、「地肌がかゆい=洗いが足りない」と思い込んでしまう人が多く
そうして間違った洗い方をより入念に行うことで症状が悪化してしまいます。
そのような間違った洗い方では、一番大事な地肌はあまり綺麗にならない上に、大切な髪は摩擦で傷んでしまいます。
正しい洗髪とは爪を立てず、指の腹を使って力をかけ過ぎずに地肌をしっかりと洗うことです。
また、髪自体はゴシゴシと洗う必要はないので、なでるように優しくシャンプーの泡を広げるだけで十分です。
「髪を洗う」という言葉自体が間違いの元で、分かりやすく言えば「頭皮を洗う」が正しいと覚えておけばいいですね。
さらに、シャンプーを残さずしっかりと洗い流すことも重要です。
シャンプーの流し残しは地肌へ悪影響を及ぼすだけでなくフケの原因にもなるため
シャワーを使用して丁寧に生え際まで洗い流しましょう。
美容師さんの洗い方をよく感じ取って真似をするのが一番分かりやすく、おすすめですよ。
髪のパサつき
先ほども書きましたが、髪のパサつきの主な原因は保湿不足による乾燥・摩擦です。
髪の毛の内部には水分が含まれていますが、その水分が不足すると髪全体のつやがなくなり
パサつきます。とくに毛先は一番パサつきやすい部分です。
乾燥を防ぐためには、シャンプーやドライヤーの仕方、食生活も重要です。
シャンプーの方法は先でも述べたので省きますが、地肌を乾かすことを意識してドライヤーをあてたり
髪から20cm離して使用したり、また良質なタンパク質を摂取するようにすると髪自体が強くなります。
その他、髪のパサつきを抑えるコンディショナーの効果的な使い方もあり
短い髪なら毛先のみ、長い髪なら毛先を中心に髪の半分くらいの部分から下につけるようにするとGOOD!
さらに、髪をやさしくねじるようにするとコンディショナーが行き渡りやすく、より効果が高まります。
なお、空気が乾燥しがちな冬はオイルやクリームなどでしっかりと保湿し
いかに髪を乾燥させないようにするか対策を行うことが大切ですよ。
髪のボリュームがない
「髪にボリュームがなくペシャンコになってしまう…」という悩みも多く聞きますよね。
実際の毛量に関係なく、髪のボリュームがなくなると貧相なイメージになりますし
薄毛に見えてしまうので実年齢よりも老けて見られることもあります。
髪のボリュームがなくなる原因は、髪が根元から寝てしまっているから!
つまり、スタイリングの方法を変えるだけでボリュームアップが期待できるといわけです。
ドライヤーで髪の根本を手で立てながら冷風をあてると、根元がふんわりとしてボリュームのある髪に仕上がります。
こちらはすぐにでも試すことができますので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。