パソコンを長時間使用すると目が疲れる…原因や対処

◯ Health

生活のなかで目の疲れや目のかすみを感じることはありませんか?

目の不調は、パソコンによる目の酷使も原因の一つでしょう。

このような場合、正しい対策を行なうことで目の疲れを軽減できます。

今回はパソコンで目が疲れる理由を解説し、目が疲れたときのおすすめの対処法をご紹介します。

パソコンを使用すると目が疲れてしまう原因

目の表面を覆っている涙は、目の乾燥を防ぎ、目の表面に栄養を与えていますが

パソコンによる作業中はまばたきが減り、目が乾きやすくなります。

目の乾きは、長時間のパソコン作業のほか、加齢やコンタクトレンズの使用

エアコンの風が直接あたることでも引き起こされ、かすみ目や視力低下につながる原因になります。

パソコンが目におよぼす影響はほかにもあります。

例えば、暗い部屋のなかで明るいパソコン画面を見つめるのも、目の調節機能に負担をかける原因です。

また、モニターの位置が高すぎると、画面を見るために目を大きく開く必要があります。

その結果、涙が乾きやすくなってドライアイとなり、目の疲れにつながりかねません。

しかし、モニターの位置が低すぎると、今度は首や肩、腰に負担がかかってしまうので注意しましょう。

さらに、ブルーライトもパソコンによる疲れ目の一因である可能性があります。

パソコンの液晶画面には、バックライトとしてLEDが使われていますが、ここから発生しているのがブルーライトです。

ブルーライトが目に与える影響については、医学的にもいまだ議論が続いています。

目が疲れたときにおすすめの対処法

パソコンで目が疲れる原因について解説してきました。ここでは疲れ目に効果的な対処法を3つご紹介します。

目の健康に良いとされる食品を摂取する

目に良いとされる栄養素には、次のようなものがあります。

・ビタミンA

・β-カロテン

・ビタミンB群

・タウリン

ビタミンAは網膜で光を感じる細胞のもとになり、角膜を保護する作用があります。

ビタミンAの摂取量が足りないと、暗い場所でものが見えにくくなり(夜盲症)

角膜の透明度の低下や炎症が起こりかねません。

小松菜やにんじんなど、ビタミンAを多く含む食材を積極的に摂取しましょう。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換されて目の働きを助けます。

β-カロテンを豊富に含む食品は、かぼちゃやモロヘイヤ、いんげんなどです。

ビタミンB群では、ビタミンB1とB12が視神経や筋肉の疲れを解消し、視力アップをサポートします。

特にビタミンB1が不足すると目の疲れにつながることもあるため、意識して摂取を心がけましょう。

ビタミンB1を補給するには、豚肉やお米・豆類を

ビタミンB12を補うには、シジミやイクラなどを食事に取り入れるのが効果的です。

タウリンは目の網膜内に存在し、網膜の神経興奮を制御して網膜を守ります。

その他、視神経や筋肉のコリをほぐすため、疲れ目の軽減に有効です。

タウリンは、まぐろやサバ、貝類に豊富に含まれています。

このほか、アントシアニンやルテイン、DHAなども健やかな目をサポートする成分です。

目の健康に役立つ食品を意識しつつ、バランスの良い食事を心がけましょう。

目を休ませる

目の疲れをやわらげるには、目を休ませることも大切です。

1時間パソコンで目を使ったら10分休むなど、意識して目を休めましょう。

目を閉じたり、ゆっくりまばたきを行なったりなど目のストレッチをするのもおすすめです。

作業中はモニターを凝視するため筋肉の緊張が続き、目の疲れ、目がショボショボする

目の奥が痛む、目の奥が熱いといった眼精疲労の症状を感じるようになるのです。

毎日の目の疲れ対策には、睡眠をしっかりとるのも大切です。

目の疲れを溜めないためには、一日6~7時間以上の睡眠をとりましょう。

定期的に眼科を受診する

疲れ目の原因が白内障や緑内障といった目の病気の場合もあります。

白内障は目のレンズが濁り視力が低下する病気です。

ものがまぶしく見えたり、目が疲れやすくなったりします。

緑内障は眼圧が高くなるなどして視神経が圧迫された結果

視野が狭くなったり、欠けたりするほか、頭痛や疲れ目などの症状が現れます。

特に緑内障は自覚症状が現れにくい病気です。

目の健康を維持するためには、定期的に眼科健診を受けるのがよいでしょう。

パソコンで目が疲れる人は早めの対策が重要です

長時間のパソコンで目が疲れるのは、ドライアイや作業を行なう環境によるものです。

ブルーライトも疲れ目に関係しているのではないかと考えられています。

パソコンによる疲れ目を軽減するにはビタミンAやビタミンB群

β-カロテン、タウリンなど目の働きをサポートしてくれる栄養素を含む食品を摂るのがおすすめです。

また、目を休ませるために6~7時間以上の睡眠時間を確保するほか

病気の早期発見のために異常を感じたら早めに眼科を受診しましょう。

目をいたわる対策を行なって、パソコンによる疲れ目を改善しましょう。

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